SDGs(持続可能な開発目標)をご存じですか。2015年に193の国連加盟国により採択された、「誰一人取り残さない」を理念として、気候変動、格差などの世界的な課題解決により、持続可能な社会を実現するための指針です。この壮大かつ崇高な目標に当社が向き合うことになった背景からご説明しましょう。

当社にとってSDGsとは?

当社の使命である「豊かな社会の実現」と合致する目標です。

日本には400万以上の企業があり、そのうち約3,700社が株式市場に上場しています。ただ一つとして同じ企業はなく、それぞれの企業がきらりと光る強みや魅力を持っています。しかしそうした企業の良さも、膨大な情報のなかでは埋もれてしまい、投資家に届いていないことも多いのが実情です。

当社は、企業の情報が投資家をはじめ情報の受け手に正しく伝わるよう、表現を工夫し最も伝わる手段で発信するためのご支援をしています。そうした情報発信ができれば、投資家が企業を理解するための1つの「判断軸」となるでしょうし、それが、資本市場の健全な発展と、豊かな社会の実現につながっていくことでしょう。

「資本市場の健全な発展と豊かな社会の実現」―それこそが当社の使命であり、SDGsの「誰一人取り残さない」を理念として持続可能な社会を実現する、という基本的な考え方と合致しています。またSDGsを実現するには、あらゆる国で官民問わず連携し、取り組むことが必要であり、当社もSDGsの理念に賛同し、その考え方を経営の中に取り込んでいこうと考えました。

SDGsを経営に取り込むことの意義とは?

SDGsを共通の価値観として据え、さらに強固な土台とします。

当社が情報の受け手に最も伝わる形、最も伝わる手段―「知のイノベーション」を生み出すことができるのは、当社独自の二つの強み―すなわち「経験知」と「組織知」があるからです。

「経験知」とは、創業以来積み重ねてきたIRに関する豊富な経験からくる知識。
「組織知」とは、多様なバックグラウンドを持つ人財が知識やノウハウを共有し合い、切磋琢磨しながら新たな価値を生み出すこと。
いずれも人の力なしには為し得ないことであり、その意味では人財が当社の成長のエンジン、最大の財産と言えましょう。
 

当社の人財は多様な専門性・スキルを発揮していますが、SDGsという、企業理念と合致した、崇高な価値観を理解し共鳴し、組織として動くことにより、今ある力が2倍にも3倍にもなり、より強固な組織になれるものと信じています。

SDGsにどう取り組んでいくの?

SDGsの価値観をベースに経営基盤をより強くしていきます。

当社が持続的に成長するための課題は、当社のミッションである、「1. 事業を通じたさらなる資本市場の健全な発展と豊かな社会の実現」。それを実現するための「2. 知のイノベーションを創出する人財基盤の強化」、そして「3. 事業活動をする上で大切な価値観の醸成・共有」の3点と考えています。

■    高付加価値なソリューションを創出する
■    お客様の業務効率化を図るソリューションを創出する
■    社内外のリソースを最大限に活用し、コンサルティングから
       ソリューションまで一気通貫で提案する
■    SDGsへの貢献につながるビジネスの比率を引き上げる

この1年間は「事業活動をする上で大切な価値観の醸成・共有」について取り組んできました。SDGsへの考え方の説明、ワークショップやタウンホールミーティングを通したSDGsについての意見交換、外部講師によるSDGsについての講義などを通して、SDGsの価値観、当社の企業理念と共通となるSDGsの考え方について理解を深めてきました。
SDGsは非常に壮大かつ崇高であるため、従業員がそれぞれ異なる解釈、レベル感、考え方で受け止めることでよいと考えています。時間をかけながら、少しずつ社内に共振の輪を拡げていきます。

そして今後は、より具体的なアクションを起こしていきます。

■   高付加価値・高効率化ソリューションを創出できる、多様な専門性を持つ
  人財を採用・育成する

「1. 事業を通じたさらなる資本市場の健全な発展と豊かな社会の実現」に向けて、より高付加価値なソリューションやお客様の業務効率化を図るプラットフォームをご提案し、お客様のご期待に応える情報発信のご支援をすることにより、お客様が取り組むSDGs後押しします。

■    働きやすさ・働きがいの持てる職場環境をつくる
■    多様性を尊重する:ジェンダーフリー・女性の活躍を支援する
■    企業理念・SDGsを共有する

また、そうした「2. 知のイノベーションを創出する人財基盤の強化」のために、多様な専門性を持つ人財を採用・育成し、全ての人財が活躍できるよう推進します。

当社のSDGsへの取り組みは始まったばかりです。
SDGsの基本的な考え方を真摯に捉えつつ、社会も当社も持続的に成長できるよう、当社独自の強みを活かしてSDGsに取組みます。

2019年11月
取締役社長
野村 学