INTERVIEWS私にとってIRとは情報メディアを通して企業と投資家をダイレクトに結ぶ

マガジングループ

渡邉 めぐみMegumi Watanabe

企業と投資家の接点となる
「投資情報メディア」

私が所属しているマガジングループは、ひと言で言えば様々な投資家向けメディア・プラットフォームにおける編集機能を司る部門です。

上場企業と個人投資家をつなぐ投資情報メディアである「アイアールmagazine オンライン」であるとか、株主優待実施企業を完全網羅したデータベースおよび株主優待情報誌「知って得する株主優待」を中心に、IR情報の発信に関連する発行物やウェブコンテンツ、動画などを企画・制作しています。
とはいえ、単に記事を書く、コンテンツを制作する、ということではありません。
お客様である上場企業が抱えるIRに関する「悩みを解決する」ことが大事で、編集や制作というよりも「ソリューション」と言った方がしっくりくるでしょうか。

問題解決に導くためには、様々な手法を用います。
巨大データベースの管理からマスコミ対応、優待セミナー等の講師や啓発活動まで、何でもござれ、です。

問題解決に導く「取材力」と「編集力」

もともと雑誌等の記者・編集者をバックグラウンドとする人材が多いからでしょうか。多種多様な現象に深く関心を持ち、深く考察し、まとめていくことにはもともと長けていると思います。

特に「取材する(=引き出す)力」と「編集する(=まとめる)」ことに関してはメンバー全員がプロフェッショナルです。100社あれば100社の課題や悩みがあり、置かれている立場も様々です。
企業様を取材し、徹底してお話を引き出していく。
これによって、隠れていた課題を見つけ出し、解決すべき問題を特定し、それを解決に導けるよう、深く考察し、伝えるべき情報にまとめ上げていく。

記者・編集者ならではの第三者視点も強みにして、投資家の方々に説得力のある情報として伝えていければと考えています。

投資家からのダイレクトな反響

当社が運営する「アイアールmagazine オンライン」や「知って得する株主優待」をはじめとする情報発信のプラットフォームは、、モニター会員である「MIR@I会員」を始めとする投資家の方々と緊密な関係を築いています。

皆さんひとつひとつの記事を本当に熱心に読んでくださるばかりか、アンケートでもすごく熱の入った詳細なコメントを返してくださいます。「この記事を見て株式を購入した」「企業の知らなかった側面を知ることができ、投資判断に役に立った」という意見をくださることも多いんです。
こうした投資家の方々からのダイレクトな反響は、記事に込めた思いがちゃんと伝わった喜びを感じることができる、とても貴重な経験です。IRの業界は、専門的な知識が必要なばかりか、それが日々アップデートされている世界です。一度学んだことが未来永劫通用するわけではありません。

ただ、毎日「今以上の解釈、解決法があるのではないか」と苦悩することも多い反面、常に新しい発見、知識の習得に対する喜びも感じることができる、とてもやりがいのある仕事だと思います。