INTERVIEWS私にとってIRとは経営の意思をストーリーとして紡ぐこと

アナリシス&クリエイティブグループ

田島 健Takeshi Tajima

アナリシス&クリエイティブグループの仕事

このグループで私が担当しているのは、主にIPO企業のエクイティ・ストーリーの策定です。エクイティ・ストーリーとは、投資家や株主に向けて会社の強みや特長、成長戦略の「確からしさ」をアピールするため、ストーリーとしてまとめたものです。

株式上場や増資などの資金調達時に使用するほか、従業員へのメッセージ、採用候補者へのアピールにも活用されます。会社、経営者の言葉や考えを極力活かしつつ、投資家に伝わりやすいように調整していくことがポイントでしょう。

エクイティ・ストーリー作りの際には、まず経営トップからのヒアリングによって大筋のシナリオを組み立て、事務局と細部を詰めていくことが基本的な流れです。

担当企業の事務局の方々とは、仮説の立案、ヒアリング、ストーリーの提案、議論を何度も繰り返しながら、納得のいくものを作成していきます。

野村IRの存在価値は投資家の目線からストーリーの内容に説得力を持たせることですので、定性情報と定量情報を組み合わせることで、特長や強みをより理解できるエクイティ・ストーリーへと昇華させていきます。そこを理解し得心してもらったときに大きな達成感がある気がします。

私にとってのIRとは

野村證券が担当したIPO企業は、2014年~2017年の4年間で全体の30%前後を占めています。全てではありませんが、野村IRも野村證券が担当したIPO企業へさまざまなソリューションを提供しており、私も多くの顧客企業さまのエクイティ・ストーリーを担当しました。

おそらく、個人としては相当な割合のIPO企業のお客さまとお付き合いをさせていただいたことになるのではないでしょうか。

IPO企業の共通した課題・悩みは、人手と時間がないこと、経験がないことなどです。野村IRのソリューションや私がこれまでに培った経験が、そうした課題・悩みの解決につながるよう業務に取り組んでいます。 

エクイティ・ストーリー策定では株式上場のお客さまと多く接することになります。会社にとっては一生に一度の大舞台です。その場面に立会い、ご支援することがこの仕事の一番の醍醐味ですね。

アナリシス&クリエイティブグループでの一日

7:00~

情報収集、整理。社内外メール、フィードバック、時事情報、経済誌など。

8:30~

社内打ち合わせ

9:30~

外交

12:00~

ランチ

13:00~

デスクワーク

15:00~

外交

17:00~

退出、飲み会、晩酌、映画鑑賞

22:00~

読書

23:00~

就寝